『はい』 そう言ってドアを開けた。 「学校遅刻した。一緒に行かね?」 『え?なんで、ゆうた?』 「だから、遅刻したんだよ。 そしたら、たまたまお前が寒そうに リビングに行くところ見えたんだよ」 『…そ、そうですか… じゃあ、一回家上がって』 そう言うとゆうたは、 靴を脱いでリビングに向かった。