駅前のチョコレート屋に着き、店内を見て回る。
店内はホワイトデー前ということもあって、カップルや男が多かった。
「なぁなぁ!絢斗!これ可愛いよな!?」
侑羅が俺の肩をバシバシ叩きながら、色んな色のトリュフが入った箱を指さした。
「はぁ?侑羅、ご褒美チョコなのに可愛さ必要なのかよ?」
「う……」
もしかしてコイツ……。
「好きなヤツにあげようとしてんのか?」
俺が言うと、侑羅は目を見開いた。
……やっぱり。
「なら素直に最初から言えよ。てかソイツからバレンタインにチョコもらったのか?」
「いや……もらってないけど……逆チョコ!」
「はいはい、チョコ選ぼうぜ」
「お、おう!」
侑羅はさっきのトリュフ、俺は生チョコが数個入ったものを買った。



