人形探し

1階の一番右奥の部屋は、木工室。


技術科をやるためだけの部屋。


そうっとドアを開けるけれど、どうしても音が鳴ってしまう。


さっさと探して、出ようと決めた。



「んーっと、人形…って、どのくらいの大きさなんだろ」


ブツブツ言いながら探していたら、コツンと足の先に何かが当たった。



……鬼?


鬼が、ここに来たの?



怖くて怖くて、体が震え出す。


――――ずっとこの体制じゃ、不利だ。



人形を探すために四つん這いになってた私は、とりあえず足の先にぶつかったものを見てみることにした。



鬼だった場合、走って逃げなきゃいけないから、その準備をして。



ガタガタと震える体を片手で押さえて、一気に振り向いた。




そこには。






「……段ボール?」



両手で抱えれるほどの、段ボールがあった。