闇に舞う蛾のように

私は探し求めている。
甘い甘い餌をくれる人を。

気づけば私は3人の男に行く手を阻まれていた。

「お姉さん、お暇?」

この人は違う。

「なかなか上玉じゃね?!」

この人も違う。

「廻すか」

違う。違う…

何度も染めて傷んだ金髪の男が私の肩触れた。
その汚い頭を見ていたせいで触れられてしまった。
私は、口元に笑みを浮かべた。

「何?遊んで欲しいのかしら?」
「お!お姉さんノリがいいね!!」

何を勘違いしたのか男は私の手を握りしめた。
汚い…その一心で私は男どもの手を払い除けた。

一瞬、何が起きたか理解出来てなかったのかぽかんと口を開き阿呆面をした。
しかし、それはすぐに崩れ苛立ちの顔に変わった。