先生のメガネが触れたレンズ。


それにわたしの目が重なる。


あっっ 触れちゃった。


て、私1人でなにやってるんだろ…。


「おい?心優なにボーッとしてるんだ?」


優に言われて我に返った。


「あーっ!またドキドキしてたでしょ?」

ドキドキの部分だけ小さい声で言ってくれたからありがたい。


「う、うん。。だって…可愛いんだもんっ!」


「え、ちょっとどゆこと?」


「あ、優は知らなかったね。心優は滝沢先生のこと好きなんだよっ!」


「マジかっ。禁断の恋の匂いがするなぁ笑」

そう言って鼻をクンクンさせる。