ドアノブに手をかけ力を入れて押す。


カチャと軽い音がする。

なぜか真っ暗な会議室。

音も聞こえなければ、人の気配すらない。


と、その時、


パンパンパンパン‼︎‼︎‼︎

数回の爆発音が聞こえ、電気が急についた。


暗闇に目が慣れていた4人は、目を焼かれ視界が白く染まる。


4人は気配を頼りに背中を合わせ臨戦体制になる。



がしかし、次の瞬間に発せられた声は4人がよく知っている声だ。

そしてその内容はクラーンの幹部を放心させることに成功した。


「高校入学おめでとう‼︎」


「「「「は?」」」」



クラッカーを手にしたクラーンの者たち。

いつもは報告に使われているスクリーンに映された、入学おめでとうの文字。

会議室とは思えぬ飾り付け。

なぜかカメラて写真を撮っているクラーン支部長。



「なにこれ」