「……と言うわけ。わからない事だらけだから、みんなも気をつけて」



翌日、レーヴの予言について幹部に話した。



「そっか。なんかいろいろ大変だね。理事長には言ったの?」

「まだだけど、学校が終わったら式をとばす予定」



「神王まで絡んでるんなら、楽観視はできねーな」

「総真にしてはまともだね」

「おいおい。どう言うことだよ?叶美はともかく朱鳥まで」



黙殺。


「総真の言うとおりなんだが、今は授業中だぞ?」




そう。今は授業中。それも雪斗の。



しかし朱鳥が雪斗を半ば恐喝して黙認してもらっている。



「授業っつても、校外学習のことだろ?俺ら関係なくね」


「まぁね。班も決まってるしね。あとは……なにあるっけ?」


「さぁ?てゆうか、今は何をきめてるのよ?」



バコッ‼︎


「痛い‼︎何すんのよ、雪斗‼︎」

「いくら黙認してるからって、話ぐらい聞け!今は昼飯になに作るかの相談だ」



校外学習のパンフレットを丸めて朱鳥の頭をぶった雪斗は、半ギレ状態で言った。


「……先生。謝った方がいいぞ?」

「はやくしねーと、この前の理事長みたくなるぞ?」

「そーよ!てか朱鳥になにするのよ⁉︎」


輝夜、総真、叶美が口々に言う。



叶美の言ってることが少々ずれてるのは気にしないでおこう。


「あ?なんで俺があやま、ん、、だ、よ?」


語尾が途切れがちになっている。

だって朱鳥が満面の笑顔を見せていたから。