わたしは医者にもうあまり長くないと言われた。この年齢になり身体もあまり自由ではなく、今は毎日、病院のベッドの上で横になり窓から見える景色を眺めながら確実に近づいている「死」を待っている。

また今日も一日呆然と窓を眺める。

明日も

明後日も

だが、今日は違った。