青い残光【完】










シーズンオフの冬が過ぎて、春になり新しいシーズンが始まった。
今年は、『1部リーグ中位に留まる!』を目標にチームは動き出したらしい。





そんな、新緑の季節。









春のうららかな天気の日。
わたしは、一人で海を見に来ていた。





空がとても青くて美しい日で……
海も青くてキレイなんだろうと思ったら、見たくなった。









少し風が強いけれど、思った通り…
空も海も、真っ青だった。




海を遠くに眺めながら、柵の近くに置かれたベンチに腰かける。










一人で海を眺めていると、不思議な気持ちになる。





寄せては返す波は、決して同じところに留まることはなく。
きっと、ずっと同じところにいることなんて出来ないんだろう。







だから、新しい一歩を踏み出して更に遠くなる彼を……わたしは受け入れなければいけないんだろう。













青い空と海を見つめ、わたしは思い返していた。







あなたを初めて知った日を。

あなたを追いかけ続けた青春の日々を。

あなたが涙を流したあの日のことを。

あなたのことを想い過ごしてきた、今日までのことを。