青い残光【完】











選手たちはゴール裏にやってきて、一列に並ぶ。
そして一例すると、サポーターは惜しみない歓声と拍手を送った。








本日の立役者である彼に、サポーターはコメントを求めた。


サポーターは彼を近くまで呼びつけ、勝手にメガホンを彼に渡した。
彼は、一瞬ためらったけれど…メガホンを握り、大きな声を出した。







「皆さーん!今日は応援、ありがとうございまーす!」








彼が、精一杯明るく元気な声でそう叫んだ。
ゴール裏がワッと歓声と拍手に沸いた。






それを見て、彼は嬉しそうに笑った。








わたしは、その笑顔を見て心底安心した。


……良かった…。
梅さん、笑ってる……。








「こうして1部リーグに復帰できたのもサポーターあってこそです!皆さんは、最高のサポーターです!」





ワァ!とまた歓声があがる。
そして拍手が鳴り響く。


最高のサポーターと褒められ、ゴール裏のボルテージとテンションが益々上がる。









彼は、そんなサポーターを笑顔で見つめながら、グッとメガホンを握り直した。










「……今日は皆さんに、お伝えしたいことがあります!」