青い残光【完】









彼を囲んで、選手は喜んでいた。
サブのベンチメンバーも、監督も飛び出し、全員で喜びを爆発させた。


彼も、本当に幸せそうな笑顔を見せた。








わたしは、嬉しくて泣きそうだった。


だけれど、まだ試合中。
何が起こるか分からない。
気を引き締めて応援に集中した。








チームはしっかりと守りを固め、1点を守り切った。











試合終了のホイッスルが、甲高くスタジアムに響いた。











勝利の、リーグ戦優勝の、昇格の、歓声にスタジアムは包まれた。
周囲のサポーターと、喜びを分かち合い…涙した。





みんなが、これまでの苦しみを思い返し……今感じている喜びの尊さに泣いていた。










2部リーグに落ちてから3年。


経営難、沢山の選手との別れ、選手の怪我、プレーオフの敗退………








短いようで、とても長かった。
辛酸をなめ続けた日々だった。









沢山のことに苦しんできたけれど…その全てを超える喜びがある。




これまでの悲しみなんて…今日のリーグ戦優勝と、1部リーグ昇格の喜びで全て埋められる。







これが、「サポーターの醍醐味」なんだなと思った。









そして、サポーターの醍醐味はもう一つ。



「選手の一番近くにいられること」。