青い残光【完】











久しぶりにスタジアムで見る彼は元気そうで、もう怪我の影響は残ってないみたいだった。







彼は、再びスタメンの座に返り咲いた。








梅田大貴の復活に、サポーターは喜び歓喜した。
そんな歓声を受け、彼は深々とお辞儀をした。









わたしは…涙がこぼれた。


大きな怪我から復活を遂げた彼が…ただただ嬉しかった。








ピッチ内練習をしながら…あの日のように、楽しそうにボールを蹴る彼を見つめる。

きっと…怪我でボールに触れなかった日々を思い出し、その喜びを噛み締めているのだろう…。
その、楽しそうな顔を見るのが本当に好きだ。








その笑顔を見るのが好きで…わたしは今日までやってきた。







そう思うと、尚更涙が出た。

でも、さすがに試合前から泣いてるのはおかしいと思い、急いで涙を拭いた。








わたしは、その様子を翔さんに見られていることに気付いていなかった。