青い残光【完】












また季節は巡り……サッカーの新しいシーズンの始まり。
春を迎えた。






梅さんの怪我から約6ヶ月が経ったけれど…まだ最終調整段階らしい。
もう少し待てば、またあのひたむきな姿を見られる。






とても楽しみだった。









わたしもそろそろ就活の時期になり、色々と忙しくなっていたけれど……何よりも試合参戦を優先させていた。








今年のチームの滑り出しは…まあまあ。
そんなに悪くはないけれど、スタートダッシュには失敗しているような…。そんな感じ。










わたしが応援するゴール裏でやっていることは、毎回同じなんだけれど……そろそろ体力的にも限界を感じて来た気がする。





年齢的なものもあるし、運動不足も理由だけれど試合終盤まで飛び跳ねる体力が厳しい。
翌日の体のダメージが大きい。







……そんな悩みを抱えていたけれど、そんなわたしの心を常に支えてくれたのは梅さんの存在だった。







彼は、今の試合には出ていないけれど…彼ならば決して最後まで諦めないだろう。
それなのに、わたしが諦めてどうするんだ!

そう思うと、頑張れた。








彼は、わたしにとって精神的支柱だった。
側にいなくても、彼はわたしの心を支えてくれた。








そんな彼が、もうすぐピッチに帰ってくる。
それは本当に本当に、楽しみだった…。