その間も翔さんとのお付き合いは順調に続いた。
すごくたまに、休みが重なった時には遠出してレジャー施設に行ったり、星を見に行ったりした。
翔さんはガチな仕事人間らしく、今までこんなことをして過ごしたことはなかったらしい。
遊びの類には全く興味がないけれど、デートだから。
レジャー施設も、星も、わたしが喜ぶと思って調べてくれた。
ひと気のないところだけ手を繋いだり、時々頭を撫でたり。
ちょっぴりのスキンシップも、奥手なわたしを考えてくれている。
その心が、嬉しかった。
わたしも、そんな翔さんにもらってばっかりにならないよう、些細な愚痴を聞いたりプレゼントを贈ってみたり。
上手く出来たのかは分からないけれど、翔さんの嬉しそうな顔を見ると…わたしも嬉しかった。
あぁ…「恋人」ってこんな感じなのかな、って思うようになった。
寄り添って歩くわたしたちの姿が……昔見た、梅さんとえりかさんに、重なった気がした。


