梅さんが怪我をした次の試合。
主力として活躍していた選手が、もう一人怪我をしてしまった。
結局、それがきっかけだったのか…チームは急速に失速した。
梅さんも戦列を離れ、チームも勢いをなくし……わたしの元気もなくなってきてしまった。
それは、翔さんと会っている時にも表に出てしまっていたらしい。
翔さんには、すごく心配された。
翔さんとのデートは、夜の食事が多かった。
仕事で忙しいのに、2週間に一度は必ず食事に誘ってくれた。
わたしが好きそうなお店を予約しておくことも忘れずに。
向かい合って座っていると、翔さんが不安そうな顔でわたしを見てきた。
「瑠璃ちゃん、大丈夫…?」
「大丈夫です…」
そう返事をするわたしの声は、明らかに大丈夫じゃなかったんだろう。
すごく不審そうな顔をされた。
「…その顔で言われても説得力ないんだけど。良かったら話してよ。」


