青い残光【完】










初対面の人と出会って5分でファミレスに取り残され、わたしは気まずい気持ちになる。




目の前の梅崎さんをチラリと見ると、向こうもわたしを見ていた。
気まずさに目をそらした。








なんかマジメそうだし……
こんな適当な出会いで良いんだろうか…?
部下のきらりさんに合わせてあげてるんだろうか…?と心配になった。








そんなことをモンモンと考えていると、梅崎さんがわたしに話しかけた。









「あのさ……瑠璃ちゃん、て呼んで良いかな?」





「え?あ……ハイ」






「ありがとう。俺のことは好きに呼んで。中島さんは俺のことを『梅さん』って呼ぶけどね」






「!!」














わたしはドキリとした。
確かに梅崎さんも、「梅」と名前についているけれど……「梅さん」と呼ぶのは、嫌だった。








わたしの中で「梅さん」は、彼ひとりだった。
それは絶対であり、何が何でも譲れなかった。