青い残光【完】













しかし、チームは再起を果たせずシーズン終了を待たず、秋に2部リーグへの降格が決まった。




必死なプレーは、その日がくるまで……結果に繋がらなかった。












降格が決まった試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、目の前が真っ暗になった。





普段は人の声で賑わうスタジアムに、静寂が訪れた。

勝った相手チームのサポーターも、喜びのチャントを歌うことなく……わたしたちの様子を伺っていた。










彼は、呆然としていた。
選手は皆、心ここにあらず…といった表情だった。



覇気のない顔で、観客への挨拶をと歩き出した。









選手のその様子を見て、泣き出すサポーターも沢山いた。



毎試合応援して、募金活動して、チームのために出来ることを探し続けて……。
それは注いできた情熱の裏返しだった。