辛い。 苦しい。 こんなに悲しいことがあって良いのかと思った。 それでも…乗り越えた先にしか喜びはないと、分かっていた。 今が踏ん張りどころだと、頑張った。 ただただ、彼のため、彼の所属するチームのため。 わたしは必死だった。 募金は目標金額を達成した。 チームは、何とか経営を持ち直した。 成績不振でスポンサー企業がどこも付かず…経営は厳しいままだったけれど。 それでも、チーム消滅の憂き目は脱したと安堵した。