「終わったー!」

私が伸びをしながらそう叫んだのは、

夜の八時四十分過ぎ。


「おいおい、俺まだ終わってねぇぞ?」


達哉がパソコンを指さしながらそう言う。


「でも後ちょっとでしょ?

待っててあげようか?」


「何で上から目線なんだよ

いいよ、先行ってて」


そう言って鍵を渡してきた。