「達哉」


「ん?」


「大好き」


「俺も」


お互い、まだ微妙に赤い顔のまま、

そう言って、微笑みあった。


そのまま、徐々に顔が近づいていって

キスをしたのはそれから数秒後。


それまで私達はずっと互いを見つめ合って、笑っていた。


そんな時間が、私達にとってはとても特別で、

幸せだった。

幸せ過ぎた。