「…やだ」

私がそう呟くように言うと、

達哉は「え?」と声を漏らしていた。


「そんな理由なら嫌よ」


例えばね?

お前が好きで好きで仕方ないから四六中一緒に居たい。

休みの日も、風邪引いた日も、いつでも会えるように…

とか!

……いや、達哉はそんな気持ち悪いこと言うような男じゃなかった。