大人限定の恋


もう今日は早く帰って早く寝よ。


そう思った私は少し足を早めた。


だけど、時々スピードが落ちる。

達哉の顔が頭から離れないから。


…こんなの私じゃない。

私らしくない。


…走ろ。

それから私は家まで走り続けた。