大人限定の恋


「…見ないでいいから泣けよ」


「何でそんな命令されなきゃいけないのよ…」


「お前もいちいち反抗しなくていいから」


達哉はそう言うと、私を抱きしめた。

達哉の胸はあたたかくて

すごく、落ち着いた。