今でも忘れられないあの日のこと。




全中、決勝戦。




全員が、仲間を信じて優勝を目指した。




あたしのいた藍沢中は、あたしが入った時は初心者の集まりみたいなチームだった。




あたしは小学生の時からやってたからその中で少しだけ上手かっただけ。




下手でも、皆努力してた。




それで勝ち取った夢の舞台、全中決勝戦。




最初は皆ガチガチに緊張してて全然いい動きができなかった。




でも、監督の一言で皆いつも通りのプレーができるようになった。



『緊張なんて誰だってする。それは相手も同じだ。

だから仲間を信じて戦え‼︎ミスを恐るな‼︎最高の仲間と最高のプレーでこの大会を終えろ‼︎』




ほんとにその通りだよ。



一時は15点差もつけられてたけど、どんどん追い上げて行って、第4クォーターの時はもう5点差まで追い上げてた。