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「渡し守のにーちゃーん。私を向こう岸に運んでよう。

あれっ!今日はおっちゃんになってる!」


「や、やあ。いつもの奴は七夕祭りの準備で忙しいからね。」


「そっか。あのにーちゃん、私がいくら頼んでも、天の川の向こう

に行かせてくれないの。おっちゃんなら、私を運んでくれる?」


「一年間頼み続けているというのは君か。悪いが、それは無理だね。」

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