これは私松宮日影と篠都雛代の出会いのストーリー


それは約一年半前の話……
二年生の二学期始めのこと




日「はぁー明日は始業式でしたか……」


私は、不登校で学校と言うものがとても大嫌いだった。
学校……それは私にとって地獄と同じ……
闇……闇でしかなかった。


暗い暗い深くて抜け出すことのできない闇


~チャラチゃラララ♪


そんな明日を思い溜め息をつき、明日の準備を渋々し始めようとしたとき私の携帯が鳴った。


日『はぃ……もしもし』

?「もしもし……?日影?吉川です」


(吉川先生ですかぁぁぁぉぁ(泣))


吉川先生は私の担任なのだが、ちょっと強引に教室に入れようとするから、あまり私は好きてではないのだ。


日『何ですか…………?』

吉「夜遅くにごめんなさいね
  実は明日は転入生が二人くるの
  でねその中に教室が苦手な子がいるのだけ  ど……
  ちゃんと日影も自己紹介しといたほうが
  いいから朝教室入れる?」


日『………………はい……』


吉「仲良くしてあげてね
  じゃぁ明日」


ツー……ツー……


その電話の切れた音は、私の溜め息と混ざりあった……



(誰とも仲良くするつもりはないのに……)




裏切られて、ヒビが入ったガラスのように触ったら崩れてしまう、女子の友情なんて私はいらない……


(明日美も……裏ではなにいってるかわからないのだから………………)



この時の私は、裏と表の性格を自由自在に使いただその場しのぎの生活を
していた。

けど


(一人はきらい
 裏切りは怖い

 私は弱い一人では生きられない) 

私は心が、本当に弱かった子供だった。






明「日影ちゃん!?教室大丈夫……?」


日「いや……今すぐ消えてなくなりたい……」

はる「珍しい!日影が、教室に来るなんて!」


はると明日美は私の友人である
たぶん友人…………

でもこの二人には私のいない間に、培ってきた友情があって私には入りこむ好きなんて全くなかった。


(はぁーやっぱり馴れないな………………)