『気分屋だから不安になるんです』



(うぅー……空気が……)


 こんにちわ……松宮日影です……
なんでこんなに、テンションが低いかと言うと……


日「……明日美あのさ今日は雛代達のところ
  行くの?」

明「どっちでも」


 うっ(泣) いつもなら

明「もち!当たり前じゃーん♪」

ってなる返事がこんなにも素っ気ないと、これはテンションが低いそしてまわりの空気が最悪である。

しかも、これが全員にならまだしも私だけの時は正直…………


日「キツイなぁー」


そんな私の呟きは、ガヤガヤとうるさい教室の中で誰の耳にも届くことなく消えて行った。




ドンっ!

私は自宅に帰るなり着替えもせずベットに倒れこんだ。


(今日一日素っ気なかったなぁ~……)

嫌われたのだろうか……?

なにかしたかな?



「はぁ~……私らしくない……チッ」

私は昨日から返信のこないメールを見てついつい舌打ちをしてしまった。

メールはいつも返さないことが多いのに、こんな事があると小さなことでも不安になる

私は明日美以外で教室での友達はいない
反対に明日美は友達が沢山いて喋りやすくて、いつか私は捨てられるのかなんて考える。
 

(私は弱い………凄く弱い……
ちょっとしたことでこんなにも悩むなんて
はぁ~ ホントに馬鹿)


私は自分を呼ぶ声に携帯をベットに置いて制服を脱いだ。









日「…………マジ……はぁ~」

今日もやはり明日美の態度は私だけに悪かった
正直こんなに悪かったらもうイラついてくるわけで、いつもなら明日美のところに向かう休み時間も私はつくえに伏せて眠ることにした。



明「日影ちゃーん♪」

日(やっと戻ったのね………)


その間の気持ちなんて知らずにニコニコ笑う明日美を見て許してしまう私も私だ