「真里香。
私の人生はあげれないよ、やっぱり
でも、でもね。
一緒にいてあげるから。

真里香は寂しかったんだよね?
誰にも愛されてなかったような気がして。

大丈夫、お母さんもお父さんも私も、あなたを愛してる。
あの時も、いまも、これからも。

だから、一緒に行こう?
わたし達が行く場所が、天国か地獄かはわからないけど。
真里香と一緒になら、大丈夫だから。ね?」


真里香もまた、ないていた。
私が手を差し出すと、真里香は私の手をにぎった。

すると、すーっと体…いや、心がういて、意識がとんだ。