「さむっ」
外に出ると、山奥なだけあって、少し肌寒い。

5分くらい歩いたところで晴樹が立ち止まった。

「よし、じゃあここがスタートな?」

ん?スタート?

「今から、2人か3人ペアになってもらう。
んで、ここからまっすぐ5分位歩くとお寺があっから、そこで写真をとってくること。
写真をとってこれなかったら、罰ゲームな!」

「罰ゲーム?」

「んーと、あっ、あの病院の周りを、だれか1人1周してくること」

…病院かぁ

「てか、なんで晴樹こんなに詳しくしってんの?」
と、香ちゃん。

それは私も思ってた。

「実はさ、おれのじいちゃんがこの辺に住んでてさー、」

「へー、それでこんなに詳しいわけね」


「そそ」