それから何時間かたわいもない話をしてるうちに、バスはホテルについた。
いや、ホテルっていうか…宿。
そう、とにかく古くて、正直廃墟みたいで。

怖がりなことかは、もはやびびってて…

でも私はなんか懐かしく感じたんだ。
こんなとこ、来たことない。はずなのに。

いつかきた気がする。
家族四人で。

…ん?四人?
いやいや、私、三人家族だから、笑

ほんと?
ちょっとまって、私って本当に三人家族?
そんなの証明できない。
だって私には中学生からの記憶しかない。

ネェ、ワタシハホントニ、3ニンカゾクダッタッケ?