「ちがう…ちがうの。まひろ。
まひろ、ごめんなさい。ひどい態度とっちゃって。まひろと仲良くすると、みんなにコソコソ言われるのが嫌だったの。
美鈴と喧嘩したときみたいに…
対した子でもないくせに、人気者にばっか手を出してるて言われるのが辛かった。
だから自分を守るために…
ごめん、ごめんねまひろ。」
こんなわがままな子なんて、いやだよね。
いつもは強気でいられるのに、今日は弱い。
「もういい、もう何も言わなくていいよ。俺は何よりも、心愛が無事でいてくれてよかった。」
そういうまひろが本当に愛しく思えて。
