気づけば見知らぬ場所にいて、横にいたはずのあいつがいなかった。

周りは知らない人ばかり。

ほんの少し、みんな浮かれた格好をしている。

かくゆう私も、浮かれた格好、いつもなら絶対に着ないような服を着て、

いつもなら絶対しないような髪型と軽くメイク。

そしてこの人混みの中、あいつとはぐれてしまった。

つまり、迷子。