「あー、そっか……。そうだよね。うん、私こそごめん。忘れてくれたらいいから。また明日ね!」


泣きそうだった。

今にも大粒の涙が溢れそうだった。

でも私は、弱いところを見せたくなくて、涙を飲み込んで、精一杯の笑顔で別れを告げた。


上手く、笑えてたかな……。