「やっぱ好きだなぁ、花谷彩雨」

「「え?!」」

「なんでもねぇ」


最後の方の会話は完全に聞こえなかった。

早く、あの場から立ち去りたかった。

ポーカーフェイスが完全に崩れてしまえ前に。




end