「本当にごめんね!お詫びと言っちゃなんだけど、飴あげる。」

「………ありがとう。」

「それじゃあね! 」


彼は私に飴を手渡すと走り去っていった。

飴って、私は子供かよ!そう怒鳴る気力もなくもらった飴を眺める。

何気なく口の中に放り込む。


あ、私の好きないちご味。






end