「最近、斎藤と剣術の稽古をしていたのは

 それが原因だったんだな。」


「きっ...気づいてたんですか..!?」


極力、土方さんがいないときに

やってたんだけどなぁ...

土方さんはなんでも見透かしてしる..


「お前...手が豆だらけだな..。」


「まっ..毎日稽古してたので...っ。」


「...あまり無理をするな。倒れられても困る。」


「すみません..。」


「いや、謝ることはない。剣術を身につけて

 無駄になるこたぁねぇからな。

 万が一のときの護身術にもなる。」


そう言うと土方さんは私を優しく抱き寄せた