「…とりあえず、私もう出るから。じゃ。」 「ちょ…」 出るからって… 「朱莉、道とか分かんの?別に送ってやってもいいけど…」 「分かるよ。昨日おじいちゃんに教えてもらったし。歩いて充分行ける距離だし、ちっちゃい子じゃないんだから送ってもらわなくていい。」 「いやでも…」 俺が口を開くと… 「しつこい。」 ⁉︎