〜side朱莉



翌日、朝7時前。


少し早めに起きたこと以外は
いつも通りの朝を迎えていた。



よし。支度は出来た…っと。
優斗の分の朝ごはんもあるし、あとは自分のお弁当を詰めるだけ…


もうちょっとで出れるかな…。うん、時間通りだ。



そんなことを考えながら、お弁当箱にご飯を詰めていると、




「……ん?………。…⁉︎あ、朱莉?!!」



突然大きな声でそう言ったかと思うと優斗はガバッと勢い良く立ち上がった。


あれ。起こしちゃったかな?




「おはよう、優斗。まだ早いからもうちょっと寝てても大丈夫だよ。私今日はちょっと用事があるから、あと少ししたら出て行くけど…」




「え⁉︎あ、そーなの…いや、そうじゃなくて…!!お前熱は?!大丈夫なのかよ?!」



そう言いながら、ずかずかと近寄ってくる優斗。


…寝起きのくせに元気だね…