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組長の屋敷を出る頃には、辺りは暗くなっていた。



組長の孫、朱莉が俺と一緒に住むことになった直後、組のやつが朱莉の家から荷物を運んで…こんな時間になった。




今は朱莉を後ろに乗せて、バイクで俺の部屋へ向かっているところだ。




俺も朱莉も何も話さない


…沈黙が流れるまま、俺はバイクを走らせた。