重い足取りで教室に入ると楓香ちゃんはまだ来てなかった。悠里は自分の席に座っていて、私に気付くと小さく笑顔を見せた。
「おはよう、あす」
「おはよう…」
さっきまで憂鬱だった気分が、悠里の顔を見ると少し和らいだ。
「あす、大丈夫?」
「うん…。大丈夫とは言えないけど、少し落ち着いたから」
「そっか…。ずっと心配だったんだ。お母さんの事であす参っちゃってんじゃないかなって…。家に行こうか迷ったんだけど、少し一人になりたいかなって思って」
「ありがとう、悠里」
「おはよう、あす」
「おはよう…」
さっきまで憂鬱だった気分が、悠里の顔を見ると少し和らいだ。
「あす、大丈夫?」
「うん…。大丈夫とは言えないけど、少し落ち着いたから」
「そっか…。ずっと心配だったんだ。お母さんの事であす参っちゃってんじゃないかなって…。家に行こうか迷ったんだけど、少し一人になりたいかなって思って」
「ありがとう、悠里」

