指切り

「あすちゃん…」
嫌な事なんてそう忘れられないけど、楽しい事が沢山あれば少しは楓香ちゃんの心も和らぐはず。
「ありがとう、あすちゃん!」
よっぽど嬉しかったのか、楓香ちゃんは私に抱き付いて来た。
何をどう守ればいいのか分からないけど、楓香ちゃんと楽しい時間を作る。
それくらいなら出来るだろう。