指切り

また歩き出そうと後ろを向いた時、悠里に腕を捕まれ、無理矢理また悠里のほうに向けられた。
その瞬間、私は悠里にキスされた。
「……え?」
間抜けな顔で呟く私に、悠里は満面の笑顔を見せ私の横を通り過ぎて行く。
「言ったでしょ?あすが大好きだって!」
いや、そうだけど…。それって友達としてとかじゃないの?え?恋とかそういう感じ?え?