指切り

「私は何も出来なくて、誰も助けてあげる事が出来なくて…こんな自分が本当に嫌だった。全てをリセットしてもう一度やり直したいって思うほど」
私は疲れていた。だからそんな甘い事を軽々しく考えてしまう事が出来てしまった。
「あす、死にたいなんて言わないで…。あすがいなくなったら私…」
とうとう悠里は泣いてしまった。また私は大切な人を悲しませてしまう。