忘れたくない


そう言った君の顔は

今まで見たなかで

一番綺麗だったんだ

静かに涙をながす君でさえ

綺麗だと思ってしまった僕は

この気持ちを

どこへ届ければいい?


好きだから


そう言った君の顔は

苦しそうで悲しそうだった

そんな顔をさせてしまった

好きだって言ってくれる君は

いつもいつも悲しそうで

偽りの愛情をそそぐ君を見て

僕はただ

罪悪感しか残らない




いいんだ

君が幸せなら

でもさ

苦しいならやめて

君のそんな顔が

見たかったわけじゃないんだ