「さっきは…すごく…こわ、かった……

だけど、私は…先生のことを、信じたい……」


泣きながらで、途切れ途切れになる私の言葉を、先生は真剣に聞いてくれた。


「ありがと……俺も、美織が信頼してくれるように努力する。

だから…今は、安心して泣いていい。」



先生のその言葉に、私は更に泣いてしまった。

そして、泣き疲れたのか、私は眠気がきてしまった。



先生の腕ので薄れゆく意識の中で、私はこんな言葉を聞いた気がする。

「美織は、俺が守る…。
何があっても…!」

私は、その言葉に安心して意識を手放した。