「そんな…謝らないでください。
先生は何も悪くない。…それに、私、先生が来てくれて、すごく嬉しかった…。

先生が助けてくれなかったら、今頃どうなっていたかと思うと…ぞっとします。

だから…本当に、感謝しています。ありがとうございました…!


あと、怪我は…机にぶつけて、少し頭がふらふらします…でも、さっきよりは良くなってきたので…」


伝わったかな…ここまで言うのにすごく時間がかかってしまった。


先生は…安堵と哀しみが混じったような、複雑な顔をしていた。