私が返事をしようとすると、横から紫乃が
「キャーッ!じゃあ、圭せんせーって呼びますね!わからないことがあったら、質問に来ます♪」
と食い気味で言った。
「うん、いつでも大歓迎だよ。
美織さんも、来ていいからね?」
「はい。ありがとうございます。」
私がそう言った時、帰りのチャイムが鳴った。
「お、もうこんな時間か。
ほら、お姉さん達、もう帰りなさい笑」
「えーっ!まだ喋りたいのになー。
じゃあまた、圭せんせー♪」
「さようなら。」
「うん、2人ともさようならー。」
その場は、紫乃は渋々ながらも帰ってくれたけれど、夜に電話でたっぷりと紫乃の話を聞くハメになった………。
