「ふぅ…やっぱ疲れたな………。
初日だからかな……紫乃もいないし。」


全ての授業が終わった後、私は帰り支度をしながらため息をついた。


紫乃とは、前のテストでクラスがバラバラになっていた。
紫乃はもとのクラスの一個下に落ちてしまったのだ。


でも、授業が終わった後は話そうと約束している。


私が帰り支度を済ませ、ドアを開けた、その時。