いよいよ、テスト当日。
私は、朝から心臓がドキドキしっぱなしだった。

学校に着くと、紫乃につい弱音を吐いてしまった。

「紫乃ぉ〜。緊張してきた…。
これで酷い結果だったら、どうしよう…。先生に合わせる顔がないよ……。」

「もう、美織ってば心配性だなぁ。今日のために、沢山勉強してきたでしょ?
自信持って!
荒井先生のためにも………ね?」

やっぱり、紫乃は頼りになる。
だいぶ、心が落ち着いてきた。


「うん…私、頑張る!絶対いい結果残してみせる!紫乃も、頑張って!」

「その意気だよ、美織!お互い、頑張ろうね!」

「うん!」