すると、きょとんとして私を見た勇大は、今度は意地悪に笑って言った。 「あれ、嬉しくないの?」 「っ!!!!」 こ、こいつううううう!!!!!!!! いつからそんな顔とそんな台詞覚えたのよ!!!? ズルイズルイズルイズルイ……!!!! 嫌でも顔が赤くなるのがわかる。 「なーんちゃって!!都子と一緒なら、どこの学校でもバスケ楽しくできると思うし。何よりも……」 そこまで言うと、また勇大は大きく笑った。